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トランスジェンダーの戒名について
質問日時:2022年12月12日(更新日時:)
私はトランスジェンダーの50代です。
戸籍は男性ですが、女性としてパートナーと一緒に暮らしております。
あまり使いたくない言葉ですが、世間に分かりやすく言うところのオカマです。
親戚が亡くなり、自分の死後について考えるようになりました。
特に気にしているのが戒名についてです。私は女性として生きていたので、死後の戒名は「信女」にしたいのですが、実家の菩提寺のお墓に入る際戸籍が男性なので、男性の戒名を付けなければならないのか心配です。戒名は戸籍の性通りでないとダメなのでしょうか?
女性の戒名を付けてもらう方法がありましたら、教えてほしいです。
質問者 りんこさん
公式回答
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一般的なこととしてお答えします。
戒名が男女別になっていることは仏教界でも昨今課題があがっているようです。
全日本仏教会も2020年にLGBTQシンポジウムを開き
「仏教は死後の世界にジェンダーはない。男女別の戒名にこだわる必要はない」
と言い切り、性別に捉われない戒名として「信人」「真人」「道人」などを提案しています。
そのため女性の戒名または性別に捉われない戒名を付けていただくことは仏教の教え上は何の問題もありません。
ただ、いずれにしてもご住職が質問者様のジェンダーについて何も存知でないと対応できず、男性の戒名を付けることになる可能性が高いです。
・自分の亡くなった後のことを託せる方に、女性の戒名を付けてほしいことをお伝えしておき、その方からご住職にお願いをしてもらう
・生前に直接ご住職にお願いをしておく
などの対応をなさる必要があります。
宗派やご住職の考え方により対応が変わる可能性があるため、もし可能であればご住職に直接ご相談いただくのが一番確実と思います。
ご参考になりましたら幸いです。
解決案
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お寺の住職さんがちゃんと分かっている人なら、大丈夫だと思います。
が、みなさんも回答している通り住職さんが事情が分からない状態だったり、死後の諸々の手配をする方が「男性の戒名を」という考えだったら、結局そうなってしまいます。
お寺の住職、および自分の死後の諸々を手配する方に、何らかの形でお伝えしておく、逆にいうとそれだけしておけば特に何も心配はないでしょう。
経験談
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性同一性障害を苦にして自ら命を経った知人は、親御さんは元の性別で戒名や葬儀を上げようとしましたが、お兄さんが猛反対をして最終的に女性の戒名や死装束などでお送りしました。
ご本人が亡くなった後のことを執り行う方の裁量によって色々変わるんだなということを痛感しました。
だからそのパートナーの方と自分の死後のことについてお話をしておくことが大切だと思います。
パートナーの方にそのお寺のことも伝えておくのは必須でしょう。
経験談
こんなこと言っちゃ悪いかもしれませんが、そもそも戒名っていりますかね?
自分が死んだ後の名前とか男とか女とかそもそもどんな名前でもどうでもいいと思っちゃうんですが……。
仏教の教えに男女のことってあまり書かれていないんですよね。性別に関する教えみたいなのはなかったような…。
だから性別に関係のないものがあってもおかしくないですね。
逆にいうと性別についての教えがないから、男女に分かれていることにも特に違和感がなかったのかも?
解決案
この問題は今後増えそうだわぁ。
ネットの個人情報入力の時も性別欄が変わってきてるし、時代が変わっていってるよね。
ヨーロッパの宗教より仏教とかの方が男女差別少なそうだから、仏教会は頑張ってほしい!
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