家族葬という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
今回の質問者は、葬儀社の対応により「家族葬とは何か」に疑問を持ちました。
家族葬とは何人までのどんな式を指すのでしょうか。
葬儀の知恵袋によせられた質問と回答を見てみましょう。
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家族葬とは結局何人までのどんな式を指すんですか?
質問日時:2022年6月6日(更新日時:)
身内の葬儀を検討しており、年も年なので親族だけの家族葬にしようと葬儀屋さんに事前問合せをしました。
家族葬がしたい、と言ったら「家族葬といってもね、色々あるんですよ。式やるってことでいいですか?何人ぐらいで考えてますか?」と言われ、親族が多いので20~30人ぐらいと言ったら「それじゃぁ家族葬なんて言わんでしょう」と言われてしまいました。
話し始めから正直鼻につく言い方ばかりする方だったので、そこでもう話を終わらせて切ってしまいました。
その後他の葬儀社に電話する気も失せてしまって調べてみたものの結局「定義はない」ということでいいのでしょうか。
結局何人までのどんな式を言うんでしょうか?30人は家族葬ではないという認識なのでしょうか?
質問者 ほしなさん
解決案
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家族葬という言葉は、十数年前に、家族葬のファミーユという会社が作り出して、流行らせたイメージがあります。
その当時は、葬儀業界の変革初期で、ちょうど今の「小さなお葬式」が世に出てきた頃です。
葬儀社側も通夜や告別式がある葬儀(一般葬)の葬儀費用は100万円が当たり前、火葬式なんてホームページにも掲載されていない葬儀社がほとんどでした。
ただ、消費者側も小さなお葬式が火葬式という形を大々的に押し進める(19万8000円〜などのインパクトがある表記)事で、かなりのスピードで火葬式が受け入れられつつあました。
お葬式=火葬式になってしまうと、葬儀業界としても大打撃(特に式場をもっている葬儀社などは)ですので、家族葬という言葉で一般葬よりは安い手頃なプランを作り、少しでも火葬式の広がりを抑えるという業界の意図が「家族葬」という言葉を流行らせた経緯です。
「それじゃぁ家族葬なんて言わんでしょう」
という葬儀社さんは、地元で個人でやられていて、昔ながらの風習を大事にしている方なだけなので、悪い人ではないとは思いますが、変動する葬儀業界の生き残りはキツイでしょう。
また、その葬儀社だと一般葬=100万は当たり前、という頭が基本にあるので、高額になりがちです。
結果的に、やめられて正解だったと個人的には思います。
経験談
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これは、失敗談なのですが、父が2ヶ月前に亡くなった時に、家族葬で見送りました。
当初、葬儀社さんとは20名もこないだろう。という話をしていたので、家族葬専用ホールという場所で告別式を行う予定だったのですが、父の大学からの友人、元同僚の方々、関係性がわからない方々などがどこから聞いたかわからないのですが、次々に集まり、50名近くの人が父の最後に来てくださいました。
本来であれば、父の生前の偉大さや愛されていた事を誇りに思いたかったのですが、その式場が30名しか入らず急遽式場内の椅子の感覚を狭めたり、立ち見席を作ったりとてんやわんやな状態に。。
こんな事であれば、もうちょっと大きな式場でやればよかった。。と後悔しています。
定義はないでしょうね。
ジャニーさんの葬儀だってあれだけ集まっても「家族葬」と唱われてましたし、、、。
個人的には、会社関係でとか義理で参列する人がいない式、ぐらいに捉えています。
ほんとに偲ぶ気持ちがある人だけが集まるようなものというか。
料金に関しては正直流行りで「家族葬プラン」とかみんなつけてますが、実際普通のと変わらないです。
人数によって変動する部分が変わるだけの話なので、、、。
解決案
家族葬は、明確な定義はありません。
もう10年前ぐらいからある言葉で、
葬儀=高い(参列者もそんなにこない。呼びたくない。)
家族葬=家族だけの葬儀=安い
というイメージ戦略を葬儀業界が仕掛けたかんじですかね。
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