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本庄市で故人を自宅に安置してあげたい。自宅安置ができる条件は?

大切な方が亡くなった後「故人を自宅に安置してあげたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。このページでは、本庄市で自宅安置ができるかどうかの基準、必要な準備や注意点を解説します。

自宅安置ができるかの基準

まずは自宅に安置できるかどうかの基準の目安をご紹介します。

6畳以上のスペースがあるか

まずは遺体を安置するスペースがあるかどうかを確認しましょう。
葬儀社や担当によって目安は異なりますが、概ね最低でも6畳は必要と言われています。

搬入経路があるか

スペースがあっても部屋までに遺体を搬入する経路がないと自宅安置が難しくなります。
階段しかない、エレベーターが小さい、玄関や廊下が極端に狭い、マンションやアパートの規約によって禁止されているなどの事情がないかどうか確認しましょう。
自宅前の道が狭く、寝台車が通れない場合も注意が必要です。

規約によって禁止されている場合以外は遺体を縦にして運んだり、寝台車が通れない道は遺体を下ろして人力で運んだりと、葬儀社によっては尽力してくれる場合もあります。

葬儀の知恵袋では自宅安置に対応してくれる葬儀社が質問に回答しています。

ルールで禁止されていないか

遺体を搬入することや、安置することを禁止している建物もあります。その場合、無断で安置をしてしまうとトラブルになりかねません。マンションやアパートに住んでいる場合には、規約を確認しておきましょう。

遺体を見守れる人がいるか

遺体を安置している間に、誰かが付いていられるかということも確認が必要です。

自宅安置する場合、線香の火の管理や弔問客の対応などを遺族が行わなければなりません。家族や親族の誰か一人でも自宅にいられる状況にしておきましょう。

自自宅安置に必要なもの

自宅安置をする際には次のものを用意しましょう。

スペース

前述した通り、遺体を安置するスペースが必要です。

仏間があれば仏間に安置することが一般的ですが、遺体の状態を保つため、クーラーがある部屋があればその部屋にしましょう。
遺体は基本的に北枕、もし部屋の構造的に難しい場合には西枕にして配置します。

布団

遺体を安置するための布団が必要です。故人が生前寝ていた布団やベッドで問題ありません。清潔なシーツや枕カバーを用意しましょう。白一色が好ましいとも言われますが、故人が生前使っていた布団やベッドに寝かせてあげたい気持ちを優先させてもいいでしょう。

数珠

故人に数珠を持たせます。手を胸元で合掌させてそこに数珠をかけます。数珠は故人が生前使っていたものがあれば、それを使用します。ない場合には購入するなどして用意しましょう。葬儀社が備品として持っている場合もあるので、相談してみてください。

守り刀

故人を穢れから守るために、守り刀と呼ばれる短刀を遺体の上に置きます。仏式と神式で利用されますが、宗派によって置き方などが異なるため確認しておきましょう。刃先が故人の方に向かないように注意します。

枕飾り

枕元に枕飾りと呼ばれるお供え物を置きます。宗派によって細かい置き方は異なりますが、主に次のようなものが必要です。
  • 白木の台:ない場合は白い布をかけた台を用意します
  • 枕団子:6~11個おきます
  • 一膳飯:山型に盛り、お箸を立てます
  • 香炉
  • ろうそく立て
  • 花瓶:厳格な決まりはありませんが白無地の花瓶が適切です
  • 花:しきみや菊が一般的です
  • 水:水道水で問題ありません
  • 線香
  • 線香立て
基本的には葬儀社が用意してくれるので、持っていなくても安心してください。浄土真宗ではお供え物は不要と言われているので、枕飾りを用意しない場合が多いです。

ドライアイス

遺体の腐敗を防ぐために、ドライアイスを充てて置く必要があります。腹部や顔の横などに置くのが一般的です。ドライアイスは交換が必要なため葬儀社に依頼しましょう。

神棚封じ

神棚がある場合は、神棚封じをします。師の穢れが神棚に入らないようにという神道の考えから行うものです。神棚の戸を閉じて半紙を貼っておきましょう。

自宅安置ができる期間

自宅安置は一般的に2~3日ぐらいとされることが多いですが、冷房などを付けてドライアイスを充てるなど適切な温度管理がされていれば7日程度は問題ありません。

もしそれ以上になる場合には、冷蔵施設のある安置所に移動したり、エンバーミングをしたりして腐敗を防ぐ必要があります。

自宅での末期の水の方法

末期の水とは故人の口に水を含ませる儀式のことを言います。「死に水」と呼ばれることもあります。

亡くなった直後に病院などで行うこともあれば、自宅に安置してから行うこともあります。末期の水を自宅でする場合は、下記の通りの手順を踏みます。
  1. 箸の先に脱脂綿をつけて糸や輪ゴムなどで止めます。
  2. 枕元にお椀などに入れた水を置く
  3. 脱脂綿に水を付けて故人の上唇を左から右へなぞる
  4. 下唇も左から右へなぞる
末期の水に関しても宗教宗派によって行わなかったり、方法が異なったりするので確認しましょう。

自宅安置のメリット

自宅に安置するのには次のようなメリットがあります。

故人の慣れた家に帰してあげられる

故人は長い闘病生活などで入院していた場合などは「住み慣れた家に帰りたい」という想いを持っていたかもしれません。家族としても、返してあげたいという想いがある方も多いのではないでしょうか。

自宅安置であればその想いを叶えることができます。住み慣れた自宅で家族と最後の時間を過ごせるという点が、自宅安置の大きなメリットと言えるでしょう。

いつでも面会ができる

安置施設に安置をすると、面会時間が限られていたり、面会が不可の場合もあります。

自宅安置であれば24時間いつでも故人に会うことができますし、ずっと寄り添って過ごすこともできます。また親族や近所の方も、わざわざ安置場所への面会の予約などをする必要もなく、故人に会いにいけるので安心です。

自宅安置の注意点

自宅安置をする際には次のようなことに注意しましょう。

部屋の温度管理が大変

遺体の腐敗を防ぐために、室温を低く保たなければなりません。遺体にはドライアイスを当てますが、それだけでは衛生的な状態で遺体を保つのは難しくなります。

冬場でも暖房はつけず、むしろ冷房をつけた状態にする必要があります。もし家族が過ごす部屋と別の部屋を用意できない場合、遺族が寒い中で生活をしなければならなくなる可能性があるので注意しましょう。

近所の方に知られてしまう

自宅に安置する場合、葬儀社の車が自宅の近所に来たり、出入りが頻繁になることから近所の方から、家族の誰かが亡くなったことを知られやすくなります。

もし家族葬などでひっそりと葬儀を行いたいと考えている場合には、注意しましょう。

まとめ

このページでは、自宅安置ができるかの基準、必要な準備、注意すべきポイントについて解説しました。
自宅安置にはスペース、搬入経路、さらには温度管理が必要です。自宅安置できるかどうかや安置中のドライアイスの交換などに適切に対応してくれるかどうかは、葬儀社の担当によって代わります。

葬儀の知恵袋では、自宅安置に対応している葬儀社からのアドバイスを受けることができます。
疑問点はご質問ください。

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自宅に安置できません。本庄市で故人を安置してくれる葬儀社を探してます。

質問日時:2024年1月27日(更新日時:

母が危篤状態です。母がもしもの時、実家や私の自宅ははマンションのため近隣の目も気になり、母を連れて帰る事が難しいです。

できれば、葬儀社さんの方で預かっていただき、私たち兄弟が日替わりで母に会いに行く形を取りたいのですが、本庄市または周辺でそのような対応をしてくれる葬儀社さんはありますか?

質問者 ありたさん

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