音信不通の親族から突然相続放棄の依頼。こんなことってありえる？

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相続放棄の依頼というのは、実際にあることです。相続放棄とは、相続人になったことを知った日から3か月以内に、家庭裁判所に申立てをして、相続権を放棄することです。相続放棄をすると、相続財産の一切を取得することができなくなります。

あなたの場合、亡くなった母親の親戚が相続放棄を依頼しているのは、実家が県道工事のために買収されることになり、相続財産が負債よりも多くなる可能性があるためです。相続財産が負債よりも多ければ、相続人は相続財産の中から借金を支払わなければなりません。しかし、相続放棄をすれば、借金を支払わなくても済みます。

あなたは、権利を主張するつもりは全くありませんが、印鑑証明書を何かに悪用されるのではないかと心配しています。印鑑証明書は、印鑑を登録している自治体から発行されるもので、印鑑の押印が本物であることを証明するものです。印鑑証明書を悪用されると、偽造の書類を作成し、他人になりすまして不正な取引を行うことができます。

印鑑証明書を悪用されるリスクを避けるために、相続放棄の依頼を承諾するかどうかは、慎重に検討する必要があります。もし、承諾するかどうかわからない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、相続に関する法律の専門家であり、あなたにとって最善のアドバイスをすることができます。