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将来の実家の相続について
質問日時:2022年12月5日(更新日時:)
実家の相続問題について質問です。
私には姉が1人(結婚して娘がいます)おり、自分も結婚していて娘が1人います。
実家の両親が段々と高齢になってきて相続の問題が今後明確に出てきそうでは?と色々と考えています。
現在、相続の可能性が上がっている人がみな女性で結婚していたり、娘たちもいつかは結婚していくものと考えると、嫁ぎ先との相続や葬儀の問題に合わせて我々の方の実家の相続や葬儀の問題を解決する人手が足りなくなるのではと懸念しています。
不動産に関してはなるべく生家を生かして残したいですが、娘たち(姪含む)の結婚事情を考えると、後々住む人が全くいなくなることも容易に考えられます。
その場合、相続した人間でどのように不動産の管理などの分担をするのがベストか悩んでいます。
質問者 kojima1204さん
公式回答
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【生家について】
不動産は保有しているだけで、基本的には税金や管理に掛かる費用が発生します。
更には当該不動産の管理が行き届かず、他人に損害を与えた時は無過失責任を負う可能性があります。
つまり、故意・過失の有無を問わず責任を追及される可能性があるということです。
私の知人が遠方で相続した不動産をそのまま放置していたら、塀が崩れたか何かで隣地から損害賠償請求され、100万円位支払ってました。
このように、空家を放置するのはコストも掛かるうえ、予期せぬリスクもありますので、基本的には売却、もしくはアパート等に建替え・修繕して戸建として賃貸等(管理会社に管理を依頼する)がお薦めです。
収益性や管理手間等の観点から、どのような活用方法がお薦めかはエリアや物件の個別要因によって異なりますので、不動産会社にご相談頂くと良いかと存じます。
上記踏まえても、心情や資金等の面で空家のまま管理せざるを得ないという場合には、相続人間でどのように管理していくか、しっかりと話し合いましょう。空家の管理を請け負う会社もありますので、そういった会社に依頼し、費用は相続人間で折半といったかたちでも良いかもしれません。
【税金の観点から】
相続財産額が基礎控除額(3000万+600万×法定相続人数)を超える場合、相続税についてもあらかじめ考えておいた方が得策です。
特に、「小規模宅地の特例」という制度を利用できるか否かによって、相続税額が大きく変わる可能性があります。相続前後の不動産利用状況や相続人が誰になるか等によって適用内容等も変わります。
また、相続後に売却する場合は、「空家の3,000万円控除(被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除の特例)」の制度利用についても検討しておきましょう。詳細は税理士にご相談頂くことをお薦めします。
ご参考にして頂ければ幸甚です。
公式回答
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まず、考えるポイントは、次のとおりです。
なぜ、生家をいかして残したいと考えているのでしょうか。また、その考えは、お姉さんと合意ができているでしょうか。
実家を相続すると、先々まで管理していくことになります。これには、固定資産税の支払い、修繕、草刈り、枝打ち、残置物の処分、郵便物のかたづけ、近隣対応など、お金がかかることからからだを動かしてすることまであります。
また、不動産は、所有している人にかかる責任が大きく、例えば、風災害で屋根瓦や窓ガラスが飛散したり、外構や植木が隣地や道路にはみ出して損害を与えてしまった場合には、住んでいなくても、損害を賠償しなければなりません。
仮に、あなたが相続したとして、元気なうちはいろいろと対応できるでしょうけど、高齢になってからだが動かなくなってしまったり、認知症になれば、自分ですることが難しくなり、お姉さんや娘さんたちに負担をかけることになるでしょう。
役割分担を考えるとすれば、もっとももめるのは、お金のかかるところです。
この点で、お姉さんと合意ができているかが大事なことになります。どのような分担がベストかというよりも、そもそも、お姉さんが負担をしてまで実家を残すことにどのように考えておられるのか。
私からアドバイスするならば、家族が使うのであれば、相続して住み続けてください。
誰も住む予定がないならば、売ることか貸すことを検討しましょう。
空き家にしておくと、予想以上のスピードで老朽化し、価値がなくなります。反面、管理するコストがかかります。生家を残しておきたいという気持ちはよくわかりますが、その負担を身内で分かち合うことができるのかどうかです。あなたができるとしても、その先、娘さんがその気持ちを引き継いでくださるのかどうか。
まずは、ご両親とお姉さんで、実家をどのようにしていくのか話し合ってみてください。
公式回答
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実家の相続や葬儀に関する問題は確かに複雑であり、特にすべての関係者が女性であり、結婚や将来の結婚が考慮される状況ではさらに複雑になります。
まず、不動産に関してですが、一つの手段として、ご両親がまだ存命中に不動産を売却する選択肢もあります。この方法を選ぶことで、相続に関する多くの手続きやトラブルを減らすことが可能です。
次に、ご両親の居住地について心配があるかと思いますが、リースバックという制度を利用することで解決できる場合があります。リースバックを用いると、不動産を売却した後もそのままその場所で居住を続けることができます。加えて、現金も手に入るため、ご両親の老後の生活資金にもなります。
各家庭の状況や願望には違いがありますので、一概には言えませんが、上記のような選択肢も考慮に入れてはいかがでしょうか。
経験談
私も一人娘で一昨年、母を亡くしたため実家の相続に関して大変な思いをしました。
金額としては、1000万以上の相続税に毎年かかる固定資産税。
正直空き家状態なので、相続放棄すべきだったと後悔しています。
思いはわかりますが、これからかかる費用などもしっかり考えた方がいいですよ!
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