遺影に母と愛犬のツーショット写真を使いたいのですが、ペットが生きているように見えず不自然でしょうか？

Question

先日、母が永眠しました。晩年の母は愛犬と常に一緒で、写真を見るたびに２人の深い絆が伝わってきます。そこで遺影には、母と愛犬が寄り添っている素敵なツーショットを使いたいと考えています。

しかし、愛犬は現在も元気に生きており、「遺影に一緒に写ると、まるで愛犬まで亡くなったように見えてしまい、良くないのでは」と心配しています。動物と一緒の遺影を使った経験がある方や、葬儀社の立場からのアドバイスをいただきたいです。ご使用にあたってのマナーや配慮点、写真の選び方など教えてください。よろしくお願いいたします。

木南 健（東京葬儀） · Accepted Answer

お母様と愛犬が寄り添うお写真は、「最後まで愛犬と過ごされた優しい時間」を映し出す大切な一枚です。遺影に使っていただくことで、故人らしさや温かな思い出が参列者にも伝わります。以下のポイントを参考に、ご家族でご検討ください。

・写真選びのコツ
お母様の表情がはっきり見え、愛犬も顔が隠れず愛らしさが伝わるものを選びましょう。背景がシンプルで、遺影のフォーカスが「２人の絆」に向く構図がおすすめです。

・「生きているペットに見えるか」配慮
遺影は故人を中心に見ることが多いため、小さめにトリミングして愛犬を側面に配置すると自然です。

愛犬の存在感を出したい場合は、遺影横に小さな写真立てで「ペットショット」コーナーを設けてもよいでしょう。

・マナーとしての確認
式場やご住職によっては、遺影に動物が写ることに馴染みのない場合もあります。事前に葬儀社担当者へ「動物と一緒の遺影を使いたい」旨をお伝えし、問題がないか確認しましょう。

・家族の共有と承認
遺影はご遺族全員で見るものです。愛犬との写真を使う意図を説明し、皆さまの了承を得ておくと安心です。

―――
動物と一緒の遺影は増えており、故人らしさを引き立てる演出として広く受け入れられています。お母様と愛犬の温かな思い出を形にし、心に残るお見送りをお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

遺影に母と愛犬のツーショット写真を使いたいのですが、ペットが生きているように見えず不自然でしょうか？

木南 健（東京葬儀）

木南健（東京葬儀）