最近よく耳にする「一日葬」という葬儀形式。
通夜を行わない葬儀形式ですが、通夜の宗教的な意味合いの重視するお坊さんは、一日葬ではダメという場合があります。
それでは具体的に通夜と葬儀にはどんな宗教的な意味の違いがあるのでしょうか?
葬儀の知恵袋によせられた質問と回答から見ていきましょう。
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通夜と葬儀にはどんな宗教上どんな違いがあるのですか?
質問日時:2022年7月9日(更新日時:)
葬儀社さんに一日葬について事前相談をしたところ「菩提寺に確認した方がいい。通夜と葬儀は宗教上意味合いが違って、お坊さんによってはそこを重んじるので許可してくれないことがある」と言ったことを言われました。
具体的に、通夜と葬儀では宗教上どういった意味の違いがあるのでしょうか?
お坊さんに直接聞こうかとも思いましたが、長々と説法になったらちょっと嫌だったので…。
宗派は曹洞宗です。
質問者 しびりっくさん
解決案
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曹洞宗独自の考えは勉強不足で分からないので仏教の一般的な考え方をお話しします。
先の方がお答えしているように通夜は、故人に悪い霊が憑りつかないように守ったり、故人についてみなで夜通し話したりするという意味合いがあります。
お釈迦様が亡くなった時に弟子たちがお釈迦様の側で、数日間語り合って復活を願ったなんて逸話もあります。
葬儀は、故人をあの世に送り出し、あの世での幸せを祈る儀式です。
戒名を与えたり、引導といって極楽浄土に導いたりします。
以前は文字通り、夜通しご家族など近親者で見守っていました。
今は1時間半ぐらいの半通夜で終わってしまっているので、もうすでにほとんど意味は失われているのではないかと理解しています。
通夜の方が、仕事終わりの方々などでも来やすいという実質的なことで一日葬があった方がいいというのは理解できます。
共感
私も田舎のお坊さんに一日じゃダメだと言われて結局2日間やった経験があります。ただお坊さんの話を聞いて妙に納得してしまいました。
その時はコロナ前だったのですが、今回に関しては「コロナが心配なので」という理由で一日葬にするのもアリではないかと思いますよ。
お坊さんに聞いたら確かに説法っぽくなるけど、たまに聞くと結構面白かったりするので、暇なときとか余裕があるときに聞いてみてもいいかと思います!
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