回答数2件
質問日時:2025年4月12日(更新日時:)
母が亡くなり、生活保護を受けていたため、福祉葬(葬祭扶助)の制度で葬儀を行えるかどうかを知りたくて、葬儀社さんに相談しました。まだケースワーカーの承認は取れておらず、病院からも早めの退院を求められており、急いで対応を考えなければいけない状況です。こうした場合、まずどのように動くのが正しいのでしょうか?行政支援が本当に受けられるのか不安です。
質問者 そっささん
公式回答
この回答に1人が高評価を付けています。
この度はご愁傷様でございます。生活保護を受けていた方のご葬儀については、市区町村のケースワーカーによる「葬祭扶助」の承認が必要となります。承認が取れれば、ご遺族様のご負担なしで葬儀を行うことが可能です。
しかし、葬祭扶助は「亡くなられた方が生活保護を受けていた」という点だけではなく、ご遺族様の経済状況も考慮されるため、結果として自己負担が必要となるケースもあります。
そのため、まずはケースワーカーに連絡をとっていただき、支給の可否を確認することが最優先です。病院の安置期限が迫っているとのことですので、葬儀社にはその旨をお伝えいただければ、速やかにご安置場所の手配やご遺体搬送の対応が可能です。
当社では、状況が確定するまで費用が発生しないよう柔軟に対応しておりますので、ご不明点があればいつでもご相談ください。焦らず、ひとつずつ進めてまいりましょう。
公式回答
大切なお母様を亡くされ、さらに手続きも急がなければならないご状況とのこと、さぞご不安なことと存じます。以下に、生活保護の「葬祭扶助(福祉葬)」を利用する際の正しい対応手順をまとめました。
✅【1】まず最初にやるべきこと:ケースワーカーへすぐに連絡!
生活保護受給者の方が亡くなられた場合、葬祭扶助制度を利用するには、必ず事前にケースワーカー(福祉事務所)に連絡し、「葬祭扶助を希望している」旨を伝えることが最優先です。
✅ ケースワーカーの【事前承認】が必要
❌ 事後報告では原則、支給対象外になる可能性があります
✅【2】退院(遺体搬送)を急がされている場合の対応
病院からの退院(搬送)を求められている場合でも、以下のようにすれば安心です。
▼一時的に動いてもOKな範囲
葬儀社に「福祉葬での利用予定で、まだ承認前」と伝える
葬儀社側もその旨を理解していれば、柔軟に待機・対応してくれる場合が多いです
「福祉葬に理解のある葬儀社」を選ぶのが重要です
※費用が発生する前に、必ず「承認前である」ことを伝えることがポイントです。
✅【3】葬儀社に伝えるべきこと
葬儀社に連絡する際は、以下のように伝えてください:
「母が生活保護を受けており、福祉葬(葬祭扶助)を希望しています。まだケースワーカーの承認は下りていませんが、病院から搬送を求められています。対応可能でしょうか?」
こう伝えることで、理解ある葬儀社であれば適切に動いてくれます。
✅【4】行政支援は受けられるのか?
はい、生活保護を受けていた方の葬儀は、条件を満たせば葬祭扶助の対象となります。内容は以下の通りです:
制度名 葬祭扶助(福祉葬)
”支給内容” 火葬費、搬送費、棺・骨壺などの最低限の葬儀費用
”対象” 生活保護受給者の本人、または扶養義務者のいない遺族
”上限金額” 地域により異なりますが、およそ20万円前後が目安
”必要条件” 事前申請+ケースワーカーの承認+福祉葬対応葬儀社の利用
✅【まとめ】
優先度 やること
最優先 ケースワーカーに「葬祭扶助を使いたい」と連絡する時
福祉葬に理解のある葬儀社に相談(承認前であることを伝える)
重要 費用が発生する前に、行政の承認を得ることが必須。
少しでも参考になれば嬉しいです。
Copyright © 葬儀の知恵袋 All Rights Reserved.